移り住む暮らしに寄り添う部屋
〈京都市/マンションリノベーション〉
東京から京都へ移り住む節目に合わせ、長く所有してきた築33年のマンションを静かに整え直しました。パーケットフロアのあたたかさやラワンの素朴な表情をいかしつつ、ふたりのこれからの暮らしがすっと馴染むよう、小さな居場所を丁寧に編み込んでいます。レコードや本が並ぶ棚、窓際で息をつけるヌックなど、手を加える量より“心地よく過ごせる余白”を大切にした住まいです。
移り住むという変化に、住まいがそっと寄り添うこと。
古さを消すのではなく、この部屋が積み重ねてきた時間を受け入れながら、ふたりの日常がまた新しいレイヤーとして重なっていく──そんな穏やかなリノベーションになりました。

























