「イハウズの中の人。に聞いてみた」 

第2回 三上 加奈惠さん #2

 

イハウズのおうちのこと
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「イハウズの中の人。に聞いてみた」⑤は、一級建築士 三上加奈惠さんに 3階建て、二世帯の家づくりについてお話ししていただきました。


建てて終わりじゃない。メンテナンスのことも考えた家づくり

 

(ライターT/以下 ライター)
ライター:今回のような間口の3階建のお家は以前にも?
 
 
(設計士 三上加奈惠さん/以下 三上)
三上
:こちらのお家よりもっと狭いお家もありました。
 
 
ライター:3階建ならではの難しさとかはあるんですか?
 
 
三上:3階建だからというのは特別ないですね。

ただ、敷地が狭いとお家の周りに足場のスペースを取った場合、その分間口がどうしても狭くなります。
 
間口を広くするために、足場なしで内側からお家の側面を張り上げることも可能なのですが、
築年数が経って何らかのトラブルが起きた際に、足場が建てられないと直したくても直せないということになってしまいます。
 
年数が経ってもベストな状態で工事ができる計画を立てる方が、お客様のためにも最終的には良いと思いますということで、
今回の間口のお家を建てることになりました。






二世帯の家づくりは、暮らすみんなの声に耳を傾ける



ライター:二世帯住宅をご担当されるときに気を配られたところは?
 
 
三上
:二世帯だと単純に関わる大人の方の人数が多いので、中心になってお話しされる方だけでなく、
他のご家族の方のご希望にもきちんと耳を傾けて汲み取っていくことを意識していますね。
 
 
ライター:今回は、奥様のお母様との二世帯同居ということですが。
  
 
三上:最初、ご主人はお一人だけ男性なので、ちょっと居づらかったりするのかなと思ってたりしてたんですけど、
実際、蓋を開けてみればご主人とお母様もとても仲良しで、全然こちらの取り越し苦労だったんです。(笑)

お休みの前の夜には、お子さんたちが寝てしまってから、ご夫婦とお母様の3人でお酒を飲んでたりすることもあったりとか。


 
 
 
今回ご紹介したお家は、京都市西京区 K様邸「三連窓の家」

(次回 設計士 三上加奈惠さん #3 へ つづく)