第3回 細野 鉄二さん #1
「イハウズの中の人。に聞いてみた 第3回 細野鉄二さん」
梅雨の真っ只中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
部屋干し臭にヘコたれることなく、
湿気でまとまらない髪の毛のボサボサにめげることなく、
猫でも撫でながら心おだやかにこのジメジメを乗り切りたいものです。
さあさあ、3回目のインタビュー!
今回は、リノベーション担当の細野さんです。
リノベーションに興味はあるけど、実際リノベーションってどんな感じなの?
CAMPlifestyleFACTORYってどんなお店?
などについてお話をうかがいました。
今回は、担当者 細野鉄二さん
京都市伏見区 M様邸「インテリアと暮らし」 の工場リノベーションについてです。
仕事と生活を同じ場所で。家族との時間が増えるリノベーション
(ライターT/以下 ライター)
ライター:工場リノベーションは、どのようなスタートだったのですか?
(細野鉄二さん/以下 細野)
細野:お客様がイハウズ(旧)事務所の前を通られていたときに、その一階にあったイハウズのコンセプトショップCAMPlifestyleFACTORY(以下CAMP )を気にかけてくださっていたらしいんですよ。
そしてある日「ここのお店の本体は工務店ですよね?」と訪ねて来られて、CAMP の世界観を気に入ってくださり、家づくりがスタートしました。
ライター:最初から工場をリノベーションするという計画だったのですか?
細野:当時、お子さんがまだ小さくてご主人が仕事が終わって自宅へ帰っても、お子さんと会う時間がないということが続いていたらしくて。
それだったらお子さんともっと一緒に過ごせるように、家業でやっておられた鉄を加工する工場を移転してその上に住めたら一番いいな、みたいな感じで職住一体にできる物件を探しはじめられたそうです。
ライター:住居部分にアトリエもあるようですが?
細野:奥様はアンティークビーズを使ったアクセサリーを作っていらっしゃるん
ですよ。
それで、最初の計画段階からアトリエスペースがありましたね。
とことん向き合い、お互いに腑に落ちた状態でつくり上げる
ライター:このお家の建具とか照明とか可愛いですね!
細野:お客様がいくつかお持ちだったものに加えて、リノベーション工事用に集めて来られました。
各部屋のイメージに合ったものを探しにアンティークショップなどへご自身で足を運ばれて、
「こんなん見つけて来たんですけど、使えそうですか?」
「それならこうやれば取り付けられそうですね~」というようなやり取りをしながら。
アンティークのものは建具本体はあっても、もともと付いていた枠がないことの方が多いのでそのままでは使えなかったりします。
建具に合わせて枠を作ったり、中には蝶番から作ったものもあるんですよ。
ライター:ええ!? 蝶番も?! すごい!
細野:そういう形でひとつひとつ吟味してというやり方はどうしても工期が延びてしまったりと、お客様に費用や時間的なご負担をかけてしまうこともあったりします。
そのことも打ち合わせ段階でしっかりお話しながら工事を進めるように心がけました。
お客様のご負担を軽減するためにも早く家を完成させたいという気持ちと、出来るだけ寄り添いたいという気持ちの狭間でやってました。
ライター:なかなかもどかしいところですね。
細野:そうなんですよ。
でもそうやってお互いに納得したやり方で、向き合って話し合って、ちゃんと腑に落ちた状態で進めていけたので、今でもお客様がCAMPに遊びに来てくださったりといい関係が続けられてるのかなって思います。
今回ご紹介したお家は、京都市 伏見区 M様邸「インテリアと暮らし」
(次回 担当者 細野鉄二さん ⑧ へ つづく)