「イハウズの中の人。が書いてみた」 

#13 2021.10.5

 

                       
 
ATELIER YI:HAUSの現場監督、通称”とまさん”が
日々の生活の中に見つけたいろんな『!?』を綴るブログの12回目です!
 


「ドアマンの流儀」
 
気が付けば10月。すっかり秋めいてきました。朝晩は少し肌寒く感じます。
しかし日中は暑い日がまだ続きそうです。
まだまだ半袖で頑張ります(個人的には4月~10月はTシャツ派)。
 
先日、面白い記事を見つけました。
「ドアマン」という仕事について。ドアマンはホテルやマンションなどの
メインエントランスでひたすらドアの開け閉めをするあのお仕事。
目立たない仕事に見えますが、その本質は深く、学ぶべき姿勢がたくさんあります。
日本では少し馴染みが薄い職業ですが、ニューヨークでは、ドアマンがいるビルに住むことはちょっとしたステータス。
そしてドアマン自身も「住民にドアは触れさせない」というポリシーを持っているそうです。ただ単に関係者の出入りをお手伝いするだけでなく、その出入りを注意深く管理、記憶し、保安管理やトラブルを冷静に対処する事も求められます。試験や資格などは不要ですが、空気を読む力など高いコミュニケーション能力が求められるそうです。そして一番重要なのは、その「ビルの顔」として常に誠実であることだそうです。
興味深いのが、ドアマンの求人はなかなか市場に出回る事がなく、そのほとんどはヘッドハンティングだそうです。できる人材は評判を呼び、ステップアップにつながります。常に他者に与える印象を意識して、胸を張り背筋を伸ばす。これが彼らの流儀です。
 
「どこかで誰かが働きを見ている」。出世の為だけではなく、プロとしてのその姿勢を持つのと持たないのでは大違いです。どんな時も100点満点誠実である事はなかなか難しいですが、「誰かが見ている」その意識だけで仕事の質が上がるのであれば、学ばないわけには行きません。胸を張って背筋を伸ばす…とりあえず、まずカタチから始めてみます。