PROJECT REPORTS

3.見えないところ|O様邸リノベーション

O様邸リノベーション

こんにちは。現場監督のマキノです。
O様邸は、築47年の木造住宅。
リノベーションでは見た目の仕上がりも大事なんですが、今回は性能面の底上げも大きなテーマでした。

中でも特に力を入れたのが「断熱」です。
昔の家って、断熱材が入っていないか、入っててもほんの気持ち程度のことが多くて。
今回も、解体してみると案の定、壁の中はほぼスカスカでした。
「これじゃ夏は暑いし、冬はそら寒いわな…」と、現場で思わずつぶやいたくらいです。

そこで今回は、外壁・外壁まわりの内壁・床下・天井裏のすべてに断熱材をしっかり充填。

今回のO様邸の外壁では、EPS外断熱工法といって既存の外壁に直接断熱材をはりつけ、外からの断熱も施しました。簡単に言っちゃえば、前よりも外壁が分厚くなった感じですね!(笑)

最終的には、塗り壁で仕上げていきます!

こういうのって、壁を閉じてしまえば見えなくなる場所です。
でも、見えないからこそちゃんとやる。
断熱が効いてるかどうかで、住んでからの快適さは全然違います。

特に京都のように寒暖差が激しい地域では、断熱の有無が暮らしに直結します。

築年数のある建物でも、中身をきちんと整え直せば、
「古いけど寒くない」「昔の家っぽいけど快適」って家になるんです。

昔の佇まいは残しつつ、中身はしっかりアップデート。
これが、リノベーションならではの醍醐味ですね!

次回は、造作キッチンについてお送りします。

関連REPORTをもっとみる
O様邸リノベーション